韓国ドラマ「カーテンコール」14話~16話【最終回】までのネタバレ含むあらすじと視聴しての感想。
本物のムンソン(ノ・サンヒョン)とバトンタッチをしたジェホン(カン・ハヌル)達は、家を出ます。ジェホンは、もらったギャラで自作の脚本カーテンコールの舞台公演を決めて。
意識不明だったグムスン(コ・ドゥシム)は、奇跡的に目覚めて…。
カーテンコール:14話あらすじ
いとこのムンソンだと思っていた男と妻がただの役者で演じていて、自分だけ気づいていなかった事にセギュ(次男)は驚くが、サンチョルは、会長の望みを叶える為に自分が仕組んだ事だと明かす。同じく初めて事実を知ったジウォンも、今までの行動も言動も信じられない!と怒って。
荷物をまとめたジェホン達だったが、そこに来たジョンスクはあなた達と暮らしてから会長の心からの笑顔を見られて良かった!と話す。
ようやく家に戻ったジェホンは天井を見つめ、一方、最後の舞台は終わったの?と聞かれたユンヒは、終わったけどまだやり残した気がする!と言う。母親は任務を解かれたなら終わりにする方がいい!義務感が芽生え、後悔する気持ちのまま進むと私みたいになる!と話して。
祖母の見舞いに行ったセヨンは彼らは全力で頑張ってくれたのに、私はおばあさんの為に何もしていない!とうつむく。ランドリーを辞めると聞いた劇団の仲間は、俺たちも辞める!そろそろ本業に戻らないと!と言う。
今日でムンソンは終わりです!と挨拶に行くが、セヨンはおばあさんの死期が近いのはわかっていたのに今更後悔してる…と涙ぐむが、ジェホンは愛情が深ければ後悔も大きくなる!悲しんでいいんですよ!と慰めるが、そんな二人の様子を見ていたドンジェは落ち込んで。
久しぶりに友人に会いに行くが、不景気で車が売れず今がどん底だがここまで来たら後は上がるだけだ!と話すが、ジェホンはもし地下があったら?と笑う。ジェホンは俺たちに親がいたらどんな親孝行をする?と聞かれたノグァンは、親孝行なんて俺たちには関係ない!と言って。
売却の手続きをする!と言われたセヨンは、おばあさんはまだ生きているのになぜ今なの?と反対するが、セジュンは早く売却した方がおばあさんを安らかに見送れる!俺にはムンソンがいるからお前に勝ち目は無いぞ!て背を向ける。家族を集め本物のムンソンを迎え入れたセジュンは、ホテルは売却する!ムンソンも承諾済みだ!と言われたセヨンは考え直して!と言うが、セギュは僕はこの問題に関わる気は無い!と話して。
サンチョルはお前の両親が亡くなったのも事故だったし、君たちが北で苦労したのも運命だ!北にいる家族が恋しいのも会長のせいじゃない!罪と言うならその思いだ!と言う。そして、北の家族と生き別れ息子に先立たれた会長はその悲しみを胸に秘め、自分を責め続けた!恨むのなら運命を恨むべきなのになぜ会長を恨みホテルを憎む?私にとって会長は恩人であり人生の師匠だ!と言う。
数十年も使えたが誤った判断をしない方だ!赤の他人で最低な私に家族の様に接してくれた!お前たちは本物の家族なのにわからないのか?会長が幸せな気持ちで召されることを願ってるし、会長が幸せなら何度でも芝居を打つ!遺産?ひどい孫たちだ!両親の代わりにお前たちを育てた家族であり祖母なんだぞ!恥をしれ!と背を向けて。
青年喫茶に呼ばれご馳走になったユンヒは以前も面倒な頼み事をされた気がする!と言うと、ジェホンはさすが頭がいいな!脚本のカーテンコールを公演する!と話す。他の役者仲間も集めたジェホンは、自分が書いた脚本を見せとても感動的だと褒められると、制作費は俺が出す!と言う。
ユンヒは私ももらったギャラを出すから、最高の舞台にしよう!と言うと、ジェホンはお前は最高に可愛い!と頬を掴んで。
ジェホンと会ったセギュは、本物に会ったらおじさんが代役を仕込んだ訳がわかった!お前とは遺産問題もなくなったし気楽に話せる!と笑う。セギュはおばあさんに何かしろと言われて来たが何もだする気になれなかった!でも、お前を見ていて役者が楽しそうに見えた!と話す。
ジェホンは役者は生活が大変でメンタルが最も重要だし、成功するまで時間がかかる!と話すが、セギュはお金と時間はあり余っている!と言う。結局セギュ役を本物のセギュに演じる事を考えたジェホンは、みんなに紹介する事に。
まだ意識が戻らないグムスンは、ジョンムン(ムンソン祖父)との出会いと求婚された時の夢を見ていた。
カーテンコール:15話あらすじ
会社に来たジェホンはおばあさんに俺の舞台を見せたい!必ずみんなで観に来てほしい!と頼む。ドンジェはまだホテルに用が?芝居が終わったら潔く舞台から去れ!会長が亡くなるのを見届けたいのか?ムンソンとして彼女と親しくなり調子に乗っているようだな!身をわきまえろ!とにらむ。
ムッとしたジェホンは言葉に気を付けろ!お前が考えてるような下心は無い!俺は役者だから俺がお前を演じるなら、キャラ分析は1日で終わる!なぜ結婚に執着するのか、真剣に考えた事は?と聞く。お前は完璧な人生だけを考え彼女との結婚に執着している!目標達成して幸せか?お前が求めているのは彼女の心だ!まだ遅くない!一生苦しみながら後悔せずにやり直せ!と背を向けて。
容態は悪いが祖母が意識を取り戻し、面会するために病院へ行こうとするが、どちらのムンソンを連れて行けばいいのだろう?と話し合う。
病室に入ったジェホンに気づいたグムスンは、お前に挨拶もせずに逝くところだった!と話すと、ジェホンはおばあさんごめんなさい!僕はムンソンではありません!と泣きじゃくる。グムスンはわかっていた!お前が私を思う気持ち、優しさがはっきりと感じられたから気づかないふりをしたの!名前はなんて言うの?と聞く。
名前がジェホンで役者だと聞いたグムスンは、私も人生で初めて演じてみたけどどうだった?嫌いなのに、好きなふりをしたり具合が悪いのに元気なふりをした!私も立派な役者だ!と冗談を言う。私は充分幸せだったから、自分を責めなくてもいい!と言われたジェホンは舞台が終わった後にカーテンコールをするが、おばあさんもみんなの前で挨拶しないと!最後におばあさんに見せたいものがあるから必ず来てください!と励ます。
家に来たサンチョルは俺が始めた事だ!と言うが、二人で始めた事だ!おばあさんはこの芝居を分かっていた!途中で気づいたけど気づかないふりをしていたのは、この芝居が自分を喜ばせるためだと知っていたからだ!だから、おじさんも自分を責めないで!とジェホンが話して。
ムンソンと会わせてもらい一緒にクッパを食べたジェホンは、祖母から聞いた昔話をして飾ってある写真を見せる。初めて会った時の写真を見たムンソンはあまり覚えてないけど、手のぬくもりは覚えてる!と話す。
車に乗せ祖母がいつも行っていたと聞いた海辺に連れて来たジェホンは、ここで船に乗ってくるお前の姿を想像してたらしい!と話す。
一緒に酒を飲みムンソンにつられ、一気飲みしたジェホンはすぐに酔ってしまうが、俺が偽物を演じたのはおばあさんを幸せにしてあげたかったから!お前は父親と一緒に暮らしたけど、俺は両親の顔すら知らない!覚えているのは1人で遊園地のベンチに座っている記憶だけだ!行き別れた家族に再会する気持ちがどんなものか気になったんだ!と言い潰れてしまう。
夜、ムンソンが忍び込むのを見たユンヒはみんな出かけてる!現金や宝石は無いから何の収穫もないわよ!と言う。あなたの方がこの家の人達と似てる!あなたがまともじゃないから偽物を作り芝居をさせた!サンチョルおじさんは自分の全財産を使ってあなたを探し私たちのギャラを払った!と言う。
翌日も、祖母と一緒に行った所に連れ出したジェホンは、祖母はお前たちをずっと待っていたけど、お前たちが自分を待ってるとは思わなかった…と自分を責めていた!と話すと、ムンソンはもう少しここにいたい…と言って。
カーテンコール:16話【最終回】あらすじ
劇団員は一生懸命練習に励むが、公演予定日はとっくに過ぎたし劇場の使用期間も残り少ないから本当に上演できるのかと心配する。ジェホンは延長になってもその分のギャラも払うから、心配しなくていい!みんなにも話しておいて!と話す。
ムンソンと一緒にバーで飲みまた変な女に絡まれたセギュは、結婚してるのか?何かあったら協力する!と指切りすると、その代わりあの女から俺を守ってくれ!と頼んで。
意識が戻り病院へ迎えに行ったサンチョルに、グムスンは今までご苦労様!ありがとう!とお礼を言う。家に来たムンソンはばあちゃんを恨んでいた!また会おうって約束したのを覚えてる?その約束を信じて待つのは辛かった!実は父さんも恋しがっていた!南にも来たかったし来ようともしたが、だめだったんだ!これが真実だよ!と話す。
お前が会いに来てくれて、心から感謝してる!私も会いたくて、たまらなかった!と言われたムンソンは号泣して。グムスンは家族一人ひとりに愛している!と話し、ジウォンやジョンスクにありがとう!これ以上の言葉は見つからない!と話して。
その頃、祖母が目覚めたと聞いたジェホンは最初で最後の舞台だ!と劇団員たちと気合いを入れる。家族が到着し舞台が始まると、突然、やって来たサンチョルが一芝居打とう!と話すシーンから始まると笑いが起きる。
家に来てからの出来事や、続けていいのか…と心の葛藤などを演じ切ったシェホンは、グムスンを舞台に上げて。
グムスンが逝き遺産相続の話をした弁護士は、ムンソンは韓国籍を取るまでは、サンチョルが管理する!と告げて。
ホテル存続が決まり妹と戦って負けた!と笑う夫に、ジウォンは旅行でも行かない?と誘って。
新人歓迎会を開いてもらったセギュは、役者は家と練習所の往復でつまらない!それと、圧倒的に男が多いからストレスだ!と話す。そんな時、劇団員を集めたセギュは、売りに出ていたから劇場を買い取った!と話す。
一方、アメリカに行く前にジウォンとジョンスクと会ったユンヒは、デザートが美味しいお店に来て楽しい時を過ごす。ムンソンと飲んだセヨンは、私は2人の兄に挟まれて生きてきたからいとこがいると聞いて嬉しかった!できれば韓国で暮らしてほしい!と乾杯して。
いちど中国に戻り身辺整理ができるように、お前が手配してやれ!と言われたテジュは苦労して韓国に連れてきたのに!と愚痴るが、ムンソンはサンチョルにお願いします!と頭を下げて。
アメリカに行く前にジェホンと会ったユンヒはセヨンさんが好きなんでしょう?でも、あっちは弟のようにしか思っていないかも!と言う。ジェホンは男としてアプローチする!と話すが、ユンヒはあなたも私を妹としか思っていないから気持ちはわかる!と睨んで。
目の前で結婚式の招待状を破ったドンジェは、ある人に言われた通り僕は過去の過ちを正したくて結婚を強引に進めた!破談した時も僕の家族が君の家族を見下し、失礼な態度をとった時も俺は守ってやれなかった!すまなかった!と謝罪して。
空港まで行ったジェホンは、必ず弁護士になって戻って来いよ!とスンヒを見送る。
ホテルを去る時に偶然ジェホンと会ったドンジェは、バイトをしたかったら連絡しろ!と名刺を渡し握手をして別れる。支配人室に来て俺は誰?と聞き、食事に誘ったジェホンは真剣な交際は夕食から始まる!と笑って…。
感想
サンチョルに頼まれた時はお金のために引き受けたのかもしれませんが、ジェホンが演じる孫は完璧でしたね。もちろん、妻役のユンヒも何かとジェホンを助け最後まで演じ切りました。
グムスンの笑顔を見る度に、偽物でもジェホンで良かったと観ていた人も多かったのでは?グムスンが私の演技はどうだった?とジェホンに聞いたシーンが印象的でした。
ユンヒはジェホンを愛していたから引き受けたのかもしれませんが、最後までジェホンは気づかないふりだったのか、本当に鈍感だったのからわかりませんね?!でも、セヨンを見る目とユンヒを見る目は全然違ってました。
グムスンが孫を連れて来たいと思っていた事がムンソン達には伝わっていなかった事実は悲しかったし、本当に残念です。ムンソンだって恋人の病気の為に悪い事をしてお金を稼いでいただけでしたし、寡黙でありながら最後はいとこ達と分かり合えて良かった!
ジェホン作の脚本の舞台は最高でした。何よりも最後にグムスンが観れて良かった!
ドロドロ系や復讐ドラマが多い中、このドラマは本当に観て良かったです。お勧めのドラマの一作になりました!