韓国ドラマ「ポッサム-運命を盗む」18話~20話【最終回】までのネタバレ含むあらすじと視聴しての感想。
バウ(チョン・イル)とファイン(ユリ)二人だけの感動の結婚式が見られます!
またしても引き裂かれるバウとファイン、そして、王様を罵倒する王妃の姿にも注目してください!
恨みながらもイチョム(イ・ジェヨン)を憎み切れなかったデヨプ(シン・ヒョンス)に、悲劇が!二つの組織から謀反を企てられる王様は最後は、完全に諦める事に。
ポッサム:18話あらすじ
ひざますいたイチョムは、王子様は残虐非道な王(光海君)によって無念の死を遂げた前王臨海君様の子供だ!とデヨプに明かす。あなたは僕の良き理解者だと思っていたのに、世間と僕を欺いていたのですか?とサンウォンを責める。
サンウォンは当時、自害しょうとして兄から見張られる生活をして来たが、息子とも呼べないあなたにお乳をあげ成長する姿を見られるだけで幸せだった!と話す。
イチョムは必ず王様を廃位させ王様にする!と話すが、デヨプは王様になどならない!と反発する。すると、イチョムは王様になったらファインも手に入る!と話すが、怒ったデヨプは、剣を向ける。
隠し続けた出生の秘密を兄が何故、話したのか?と気になるサンウォンは、兄は野望の実現のためにあなたを利用したいだけよ!と話すと、デヨプもこっちの方が利用してやる!と言う。デヨプはファインとはいとこ同士になるから結婚出来ないと思っているでしょうが、王様になり彼女と婚姻し、あなたを大妃にする!とサンウォンに話す。
妹に責められたイチョムは王様にするのは悪い事じゃない!と話すが、サンウォンは兄上のもう一つの秘密を暴露する!と脅す。とぼける兄に、流刑になった臨海君に刺客を送り命を奪ったのは兄上よ!我が子を守るためなら脅迫もする!と怒鳴る
バウはあなたと友人の様に酒を飲み笑い合う夢を見た!と話すと、デヨプは来世ではありえない話ではない!と言う。父親はお前の身分剥奪しファインを狙うはずだから、逃げろ!お前と入れ代われるなら俺は迷わずそうする!とバウに話す。
デヨプは王様になれと言うなら王様になる!ところで、反正の日が近いなら私にも教えて下さい!とイチョムに聞く。知る必要はないとイチョムに言われたデヨプは、昔から兄と母からは嫌われていたが、あなたは兄以上に可愛がってくれた!でも、それは思い違いだったようだ!と立ち上がる。
いつまでも違う部屋で寝ているファインを呼んだ姑は、息子とは形ばかりの夫婦か?もしあなたに嫌われているならまたヤモメになってしまう!と言う。ファインは私はあの人の妻でありお義母様の嫁です!と話すと、姑はそうか!と安心する。その夜、ファインは布団を敷くから今夜は、ここで寝てください!もしかして私を避けているのですか?と尋ねる
慌てるバウだったが、少しだけファインを待たせると、俺があなたにあげられるものは、この心しかない!俺の妻になってくれ!と求婚する。嬉しくて涙をこぼすファインは、あなたと一生共にしたい!と見つめると、バウは指輪をはめ花で作った王冠を頭の上に乗せる。
挨拶をしたファインの後にバウも挨拶し、お互い頭を下げ、抱き合うと、ファインの部屋の前に置かれたバウの靴を見た姑はガッツポーズをとる。
前王様の命を狙っていた待令熟手(男の調理師)を見つけ追いかけたバウ達だったが、入って行った家でイチョム達は反正の会議をしていた。王様の所に待令熟手を連れて行ったイチョムだったが、興奮した王様に追い出されると下がれ!と命じる。
待令熟手を連れて来た自分を脅すイチョムに、王様はバウの身分復権を取り消し、ファインは生涯、浄業院→(寡婦となった後宮が出家し亡き王の冥福を祈った尼寺)に住まわせると約束する。更に、さっきの待令熟手の命を奪ったらファインも差し出す!と言われたイチョムは、ようやく納得する。
イチョムはさっそくファインが暮らす家に向かうが、王様に背いたジョンヨンからいち早く知らせを聞き、家を出ていた。ジョンヨンは王様を恨むな!仕方なくした事だ!とバウに話す。
チャドルを母親と妹に頼み和尚の所へやると、ファインは大妃様の家に行きましょう!と提案する。
ポッサム:19話あらすじ
夜、大妃の家に侵入する為に塀を超えようとハシゴを登り、途中で見つかってしまったファインとチュンベは捕まるが、またしてもデヨプが助ける。先に大妃の家に行ったバウは、またイチョムに身分剥奪された!と明かす。
一人で探して来る!と真剣なバウを見た大妃は秘密の抜け道を教えるが、娘はここがバレたら私達は病院へも行けなくなるから絶対、見つからない様に!と釘を刺す。
負傷したデヨプを実母(サンウォン)の所へ連れて来たファインは、私達は夫婦になりました!と話すが、もう何とも思っていない!と言ったデヨプは涙が止まらない。
その頃、逃げられたと聞いたイチョムは、このままでは計画が台無しだから、早く2人を探せ!と命じる。デヨプの怪我を知ったテチョルは、イチョムに内緒で止血し、治療する。
サンウォンはこの子は私と臨海君との子供だと明かすとファインは、詳しくは知らなかったけど、あなたのデヨプへの愛は人一倍だと感じていた!と話す。デヨプの事は諦めてくれないか?と言われたファインは、私はもう人の妻です!と明かす。
朝、目覚めたデヨプは一人で外へ出たと聞き心配するが、サンウォンは旦那様が私を心配してるときかなかったと話す。結局、男装したファインは捕まってしまうが、門にいるバウを見つけたジョンヨンは、王宮に入れる。
王様と会ったバウはどうか助けて下さい!と頼むが、ゲシと一緒にいたファインに驚く。父親に挨拶したファインは王様のおかげで助かった!実はバウと婚姻を結んだと報告すると、王様は親不孝者め!としょんぼりする。
ファインはこの際、親衛反正→(権力者がその権力を強化するために行うクーデター)をして、西人に兵を集めさせイチョムを討つのです!と提案する。王様はファインを助けたければイチョムを討て!と王様に命じられたバウは、必ず謀反を阻止します!と約束する。
ジャジョムに連れて来られ同じく謀反の会議を開いているを見るが、そこにいた綾陽君は、あなたの力を貸してほしい!王様も大妃様もあなたにとっても敵だろう?と説得する。
婚姻したと聞いた王妃は旦那様は優しくしてくれるか?彼は信頼できる相手だと思っていた!本当はきちんとした場で花嫁衣装を着せたかった!と話す。ファインは花で作った王冠と指輪で2人だけで式を挙げた!と話すと王妃は、にっこりと微笑む。
そんな時、王になる気はない!と話すデヨプに、血でイチョムと書いたハンカチを出したサンウォンは、自分を襲った人物の名前をあなたの父親が書いた!と話す。
毒殺が未遂に終わると、謀反の冤罪を仕組み流刑先に刺客を送り命を奪ったのはイチョムだ!とデヨプに打ち明け、その真実を教えてくれたのはテチョルだ!と明かす。そのハンカチでイチョムを脅そうと立ち上がったサンウォンだったが、テチョルは間違いなくあなた達の命が狙われる!と止める。
母親を助けたいなら処分したほうがいい!と言われたデヨプは、泣きながら焼いてしまう。
イチョムの手下の後を追いある小屋にたどり着いたバウ達は、鉄砲を一発鳴らし人払いをすると、たくさんの大砲の玉と鉄砲を見つける。火薬を小屋の周りにまいたバウは火を放ち逃げ出すが、デヨプが捕まったのを見て隠れる。
デヨプはおなたが実父を陥れ命を奪ったのは知ってるから、何も従わない!イチョムをにらむ。宮中にファインがいるなら居場所を教えてください!とイチョムに言われた王様は、少し待ってろ!と命じるが、また胸を押さえる。
ゲシは王様に会いにイチョムが来るはずだから、念のために場所を移しましょう!とファインを連れ出すが、通された場所にはイチョムがいた。内通していたのか?と聞かれたゲシは、王様を助ける為に、私の独断でした事だ!と話すが、お前を許さぬ!と激怒すると、そこに来た王妃は娘を売られたのに罰も与えないのか?とゲシをビンタする。
王妃はもう夫だともファインの父親だとも思わない!娘を売って守った権力をお守りください!と泣く。バウは部屋から出た王妃に、ファインは私がきっと守りますから信じてください!と話す。
ポッサム:20話【最終回】あらすじ
呼ばれて部屋に来たデヨプはファインを見て驚くが、イチョムは恋い焦がれていた女を連れてきてやったから好きなようにしろ!と話す。ファインは汚い口を閉じろ!薄汚い強欲なお前の計略にハマるくらいなら、自害した方がマシだ!とにらむ。
反正を許す大妃直筆の書信を持って来たバウは、これがあれば南人なども引き込む名文になる!その代わり王妃、ファインと王様の命の保証をしてもらう!とジャジョムに迫る。そして、イチョムは15日に謀反を企てる計画だから、一刻も早く反正の準備を!と話す。
その頃、朝鮮から出る様にと命じられたサンウォンは、何があっても生き抜いて会いに来ると約束して!と手を握る。ファインと一緒に実父の墓参りに行きたい!とデヨプに頼まれたイチョムは、その時に助けに来るであろうバウを捕まえるため、快く承諾するふりをする。
ファインと同行しトイレへ行きたいと言われ、馬から降りたイチョムだったが、突然、現れたバウは捕らえろ!と号令をかける。
デヨプと闘うふりをしたバウは、負傷したふりをしたチュンベと逃げ出すが、一人取り残されたイチョムは、ファインが輿に乗っていない事を知る。デヨプと合流したファインはお母様と遠くへ行くのね!身体に気をつけて!と送る。
イチョムと二人になり剣を向けたデヨプは、実父の敵はお前だ!敵を討たないと母親の恨みも晴れない!と話す。結局、命を奪う事も出来なかったデヨプは、全てを捨て謀反などせず生きてください!と背を向けると、後から刀をあげるイチョムだった。
瀕死のデヨプは父上はいちどでも私を息子だと思ったことがありますか?答えてください!と聞くが、イチョムはフラフラと歩き出す。胸騒ぎがして戻ったバウ達は、イチョムにやられた瀕死のデヨプを見つけ、泣き叫ぶ。
妓生に身を寄せたファインに会いに来たチョ尚宮だったが、女に久しぶり!と声を掛けられるチュンベをにらむ。反正を決行すれば王様は廃位になると心配するバウだったが、ファインは娘を捨てた罰と今まで行った悪事を正す時が来たと思いましょう!と話す。
大業をする前に母親達に会いに行ったバウだったが、チャドルはおばあちゃんたちを守る!と言う。ファインは今までの恩は一生忘れない!とチョ和尚宮を泣きながら抱きしめ、お別れする。
ジャジョム達が謀反を企ててると聞いたゲシは、二人を呼び話しを聞くが、愛する人の父上を裏切る訳がない!と言うバウの言葉を信じる。王様はゲシとジャジョム達の言葉を信じ、尋問は中止だ!と命じる。しかし、王様は俺の味方は誰もいない!昔は絶対父親のような王にはならないと思っていたが、気づけばもっとひどい王になっていた!と嘆く。
そして、最後の命を下す!イチョムを捕らえよ!次の王を思い通りに操るのを止めなければいけない!と話す。婿に与える盃を受けよ!と言われたバウはありがたく受け、ファインを頼むと言われ頭を下げる。
バウは今からでも西人と合流しませんか?と持ちかけるが、ジョンヨン(王様の護衛武士)は、私にとって主君は1人だ!と断る。
夜、王様!謀反でございます!と言われた光海君王様は、お前も逃げろ!とジョンヨンに命じる。金目の物を持ち出そうとしといたゲシを捕まえたジャジョムは、この時を待っていた!とにらむ。
ジャジョムはファインがいる家に王様を連れて来ると、王様は私が憎くはないのか?と涙をこぼす。しかし、外ではジャジョムが率いて来た兵と戦ったジョンヨンは、鉄砲で胸を撃たれてしまう。
その頃、デヨプは?とイチョムに聞かれたバウは日当たりの良い場所に埋葬しました!と答える。王様は廃位となり新王は、改めるところは改めて良い朝鮮にする!と挨拶する。
頭を丸めて出家すると和尚と約束したファインだったが、迎えに来たバウは涙をこぼす。新転地へ行く為に、バウは行こう!と手を握る。
感想
時代劇の割にはとても見やすく楽しいドラマでした。
主人公のバウがお姫様ファインを一途に愛し、二人だけの手作りの式は感動しました。現代版ドラマのサプライズ式より何倍も良かった!
貧しいが故にしたポッサムで運命的出会いをした二人でしたが、何と言っても恋のキューピットは息子のチャドルでしたね。
初めからファインをお母さんの様に慕う姿は、微笑ましく母親を知らずに育った寂しさが見えて、切ないシーンでした。可愛くて賢いチャドルは、実母には全く心を開かなかったのは、本能的に悪い人だと感じたのでしょう!
ヒロインのファインはお姫様だけあって賢く品があり優しく、時には男顔負けの度胸があり、素晴らしい女性でした。涙をほろりと流す美しさは、個人的な意見ですが、歴代の歴史ドラマに出た女優のダントツでした。
イチョムの非道さと無慈悲な行いは何度も悔しい気持ちになりましたが、最後にデヨプの命を奪った時だけは動揺を隠せずむしろ人間味がありました。
ずっと息子として育ててきたし、血がつながっている甥ですから当然でしょう!何故、イチョムがファインとの結婚を阻止したのかずっと疑問でしたが、二人はいとこ同士だったんですね。
デヨプには何度も窮地を救ってもらいましたが、そこからしてファインへの強い思いが感じられました。チョ和尚宮とチュンベのカップル誕生もお互いを思いやる優しさで実現したと思います!