韓国ドラマ「太宗イ・バンウォン」28話~29話までのネタバレ含むあらすじと視聴しての感想。
母親を裏切り、叔父達の極刑を求めた世子。ハ・リュン(ナム・ソンジン)達の不正や日照りなど世子の譲位を考えていた矢先に、またしても世子の不祥事が!
優秀な弟と比べられひねくれる世子と、ひそかに兄より自分が王にふさわしいと思う弟が見られます。
とうとう長男に見切りをつけたバンウォン(チュ・サンウク)は…。
太宗イ・バンウォン:28話あらすじ
極刑を…と告げた世子に扉の外で聞いていた母親は怒りに震えるが、世子は情にほだされて見逃せない!とバンウォンにみんなの前で話す。王が二人に自決を命じたと聞いた妻は扉を閉められても、王様!と泣き叫ぶが、バンウォンは母親の泣き声を聞きうつむく世子に君主になりたければこの叫び声に耐えろ!と命じて。
あなたの為に命をかけて戦ったのが罪なのですか?あなたの顔色を伺って生きてきたのに!罪もない弟達の命を奪うのですか?逆賊の目には誰もが逆賊に見えるのね!王命を取り下げて!と号泣する。
とうとう王命を受けた弟達が自決すると寝込んだ母親の所に来た世子は、自分が賛成しても結果は同じだった!王様の意思に従えば君主の座に早く就ける!と言い訳をする。チュンニョン(三男)は兄さんが頼めば叔父さん達は死ななかった!兄さんがしっかりしていたら母上も悲しまなかった!と責める。
そして、母上に対して残忍すぎると抗議されたバンウォンは、権力は欲望だ!私は王妃の家門にその欲望を見た!朝廷の事は世子に任せて母親を介抱してやれ!と命じる。そんな時、弟達が朝廷に呼ばれたと聞いた王妃は辞任しなさい!と命じるが、何度も断ったがこのままでは王命に逆らった罪に問われる!とうつむく。
ハ・リュンが土地をめぐり汚職をしてると聞いても罪に問わない!と言うバンウォンだが、大臣達はもう民の中にも不正の事実が広がってる!と話す。スクボンは仲間の罪を暴露するなんて酷いじゃないか!と怒るが、ヨンムはお前の評判も良くないから自制しろ!と脅す。
バンウォンは私が義弟達を冷酷に罰したと民が噂してる!そこに日照りが続き民の不満がたまってるから天は罪深い私を罰したい様だから王位を退く!と話す。
一方、妻と一緒にきれいな景色を見たバングァは妻をおんぶするが、眠くなった…と話した妻は逝ってしまう。譲位を取り消して下さい!と頼んだ世子だが、相変わらず妓楼へ行き酒を飲み王になったら…と話す。
チュンニョン(三男)は王妃の喪中だというのに妓生まで連れ込もうとする兄に、将来王になるのに父上の信頼を裏切り情けない!と責める。そして、父上にも民の為にも世子の教育し直すべきだと話した!そんな心持ちで王になってはいけない!と話して。
翌朝、私はお前が心から改めたと思ったからこれで君子になる準備が整ったと思ったのに裏切られた!私には別な選択もできる!と言い放って。
太宗イ・バンウォン:29話あらすじ
妻と散歩したチュンニョンは、王は優秀な大臣を引き連れる為にも勉学は必須だ!まだ韓国から20数年の朝鮮に賢明でない君主が出て来たら国の前途が危ぶまれる!と話す。世子を非難する言動をする夫に婦人は、世子が立派にやられるから悩まないで下さい!と話して。
部屋に来た後宮はお付きの人をもっと増やしてほしい!と頼むが、王妃は私には何の力もない!と断る。すると、ミン家での酷い扱いを王様に話すと言われた王妃は、あなたと通じていた使用人がいたと話してもいいのよ!と脅され焦った後宮はすみませんでした…と帰る。
必死で勉強してると聞いたバンウォンは少し安心するが、世子は父親のために屏風を贈り、兄弟もお祝いに駆けつける。屏風に書かれた意味を兄弟に聞き、様々な書物を読み理解してると大臣達がチョンニョンを褒めると世子は不機嫌になるが、バンウォンは世子を手伝ってやれ!と命じる。
腹を立てた世子はお前は勉強は得意だが実践はダメだ!との殴りかかると、チョンニョン(三男)は兄さんが勉強に励めは私よりも褒められるのに時間を浪費し学ばなかった!と責める。
高齢になったからと辞職を申し出たヨンムは、あなたを選んだ事を後悔した事はない!ご健康をお祈りしております!と頭を下げる。
後宮の話を聞きミン家の兄弟を尋問するが、駆けつけた王妃は傷ついた弟達を見て号泣する。残った弟たちまで殺すのですか?私が嫉妬してやったのだから私を殺して下さい!と頼むが、バンウォンは私はもう人間ではない!血も涙も忘れてしまった!と聞く耳を持たない。
真実を暴くだけだ!と言う父親にチュンニョンは証拠から見つけてください!尋問に耐えられないから嘘の証言をする!罪のない人の命を奪わないで下さい!と頼む。そこに来た世子は叔父達が無念の死を遂げたと言われた!と話すと、バンウォンは流配を告げて。
絶世の美女がいると聞き夫がいる女性を無理矢理王宮に閉じ込めた世子は、帰して下さいと訴えられても欲しい物は手に入れる!黙って近くにいれば、将来は王妃と同じ地位につける!と言う。
またしても弟達を殺された王妃はビンタするが、世子はこのままではチュンニョンに王座を奪われるから生きる為だった!と言う。王妃は自分の至らなさを隠すために、今度は弟達も陥れるの?あなたを産んで流した喜びの涙が血の涙に変わってしまうとは思わなかった…と背を向ける。
チョンニョンの妻は王座を意識してる夫を心配し相談するが、父親は王様がそうさせない!と話す。そんな時、女性を連れ去って王宮に隠していたと聞いたバンウォンは、王になる自信はあるか?絶対に血を流してはならないし、朝廷に紛乱を起こしてもならない!お前の学問と政治力で兄を押さえてみろ!そうすればお前を世子にする!と約束して。
感想
バンウォンは義弟の命を奪ってしまいましたが、世子が母親を裏切ったシーンは、なんて事!と信じられませんでした。父親の前では誠実に従うふりをしながら影ではいい加減な世子に、チュンニョンが忠告する姿は頼もしかった。
誰が見ても優秀で誠実なチュンニョンの方が、王様になるべきです!
それにしても妻の弟達を冷酷に殺してしまうバンウォンは、怖いですね~!少なくとも昔は父親や兄弟を愛し、妻に対しても優しかったのに…と残念に思います。